自社独自の分類法で正確そしてスピーディにAIを活用した特許分類処理を実現

市場における競争力を高めるには、自社の特許ポートフォリオと競合他社の特許ポートフォリオを深く理解する必要があります。特に、新興技術の分野ではその必要性は顕著です。多くの企業組織は、公的な分類システムよりも具体性を高め、事業目標に合わせて分類をカスタマイズするために、ポートフォリオに対して独自の特許分類法を構築しています。
従来、公開特許ポートフォリオを独自の分類法で分類するプロセスは、工数や時間がかかるものでした。また、競合他社の特許ポートフォリオについて同様の方法で理解することは、困難を要していました。そのような状況に変革をもたらすのがアナクアのAI特許分類です。
正確でよりスピーディな特許分類を実現
アナクアと開発市場リーダーのAnyGen AIによるAIに対する取り組みである「AI Patent Auto-Classifier™(AI特許自動分類)」は、ホスティングされた大規模言語モデル(LLM)を使用して、社内外の特許を自社独自の分類システムに自動的にマッピングすることで、特許ポートフォリオの分類プロセスに革命を起こします。
従来は多くの工数を割かれていた分類レビューのプロセスが短時間で完了することで、最小限の人的作業でも最大85~90%の精度が実現します。デモをご希望の場合はお問い合わせください。
ポートフォリオに対する優れた洞察でビジネス戦略に沿った意思決定を実現
アナクアのAI Patent Auto-Classifier(AI特許自動分類)は、知財チームの業務効率を向上させ、自社特許ポートフォリオや競合する特許をより正確に把握し、多くの情報に基づいたビジネス戦略に沿った意思決定を可能にするための重要な一歩を提供します。
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競合分析力の強化:自社の分類法を第三者特許データ(AcclaimIPの公開特許データベースから取得)に適用することで競合する特許の状況をより的確に把握して戦略的ポジショニングの指針を構築。リスク評価や市場におけるポジショニングの機会を特定・評価する力を強化
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アラート機能:競合する技術の新規出願を自社の技術に対してマッピング、計画策定力を強化
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自社ポートフォリオに関するより優れた洞察:社内のポートフォリオ分類をスピーディに整理、自社のイノベーションに対する理解を深め、より正確な洞察をビジネス経営層へ提供
安全でスピーディかつ高精度
アナクアのAI Patent Auto-Classifier(AI特許自動分類)は、3,500万ものパテントファミリーに対してトレーニングされたLLM(大規模言語モデル)を使い、クライアントの自社分類モデルを適用していきます。このモデルは、クライアント企業専用の独自の分類法が的確に反映されるように段階的に洗練され、クライアント側の最小限の設定で多面的な分類が行えるツールが構築されていきます。
分類モデルは、広範な特許分類ツリーを処理するためにシームレスに拡張され、自社分類に沿って分類された特許の品質向上や、組織独自の観点から分類された第三者特許を監視するために使用されます。
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精度:複雑な特許言語を解析して主要な技術概念を識別する能力を持つ大規模言語モデル(LLM)による高精度分類の実現が可能
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即時性:技術、製品、またはその他任意の分類で、データベース内の特許に自動的にタグ付けを実行
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セキュリティ:分類で使用されるモデルはAQXを利用するクライアントごとに安全に管理され、完全な機密性を確保。クライアント専用の分類データは、独自モデルのトレーニングにのみ使用
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精製:設定完了後、クライアント側で結果をオンラインで確認、シンプルなインターフェイスを使用して分類の一致または不一致を指定。この精製プロセスにより、AI Patent Classifier(AI特許自動分類)が各クライアント固有の特許分類法の理解を深め、分類に対する高い洗練性を構築
独自の特許分類法の価値
アナクアは、ポートフォリオ管理や戦略計画を改善するために独自の特許分類法を構築している世界中の知財プロフェッショナルと協業しています。それにより複数の利点が生まれます。
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具体性と関連性:CPCやPCCなどの公的な特許分類システムが提供するのは大まかな分類なので独自の分類を作成することで、より具体的な分析や競合他社との比較が可能になり、特に公開されるまでに何か月もかかる新興分野で効果が発揮される
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自社の事業目標に合わせたカスタマイズ:公的分類システムでは、汎用型のアプローチのみが提供される。 独自の特許分類法を作成することで、事業目標と特定の製品イニシアティブに沿って特許のレビューの実施が実現。市場のトレンドに細かく焦点を当て、競争上の優位性が構築される
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イノベーション計画とポートフォリオ管理:分類のベースラインを提供する公的な分類システムに対して、クライアント独自のカスタム分類の使用で新しい技術やイノベーション分野を正確に分析、計画策定、自社ポートフォリオとのギャップを特定することが可能に
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リスクの軽減と市場でのポジショニング:より詳細レベルの特許分類を通してリスクを適切に評価、該当市場における機会特定を実行
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プレスリリース アナクアとAnyGenの戦略的パートナーシップ