戦略的な知財ポートフォリオ管理を支援するシステムで知財のビジネス貢献を促進
知財ポートフォリオ管理システムを活用すると、知財資産に対してミクロそしてマクロの両レベルにおいて明確な可視性が得られます。AQX®知財ポートフォリオ管理ソフトウエアは、知財に関する目標を明確にして定量化する支援を提供し、さまざまな観点からポートフォリオを評価することを可能にします。
知財ポートフォリオの整理・整合や管理、競合他社とのベンチマーク比較、分析ダッシュボードを活用した情報に基づく意思決定を通して、知財によるビジネス価値の最大化を支援します。
知財資産の整理整合と優先順位付け
知財ポートフォリオ管理ソフトウエアを活用すると、知財資産に対する認識の整理・整合、意思決定プロセスや業務効率の向上が実現します。AQXは、戦略的知財資産の分類、優先順位付け、評価を容易にするツールで効果的なポートフォリオ管理をサポートします。
-
製品、技術、事業部門、出願日、国などのパラメータを使用して知財ポートフォリオを分類・整理。意思決定プロセスの強化を実現
-
ディフェンス観点からのレビュー、オフェンス観点からのレビュー、標準的なレビュー、収益化および取引機会の特定など、多様なプロジェクトレビューを活用して戦略的知財ポートフォリオの構築や優先順位を決定
-
新規ポートフォリオ作成用のデータや既存ポートフォリオの更新データをシステムへ一括インポート。データ管理の業務効率向上も実現
データに基づく知財ポートフォリオの意思決定
ポートフォリオに関する短期的および長期的視点からの意思決定に必要となる洞察を得られるデータを見つけるのは、容易ではありません。知財に関する優れた意思決定を行うには、さまざまなソースからの膨大な量の関連データを深く掘り下げる必要があるからです。
AQXは、フレキシブルにデータを掘り下げられる動的なダッシュボードから資産の包括的な概要を表示することができます。一貫性をもって構築・管理されたポートフォリオデータを通して情報に基づいた意思決定を促進することで知財ポートフォリオ管理の強化を支援します。
-
事業部門や研究開発などの関係チームとポートフォリオ資産を確認。承認ステータス、プロジェクトの優先度、AcclaimIP™ (アクレイムIP)の特許スコアなどのパラメータに基づいて戦略的でデータに基づいた意思決定を促進
-
生産性、発明提出の数、社外事務所のパフォーマンス、国際出願および各国出願の詳細など、重要なタスクと指標をタイムリーに把握
-
ポートフォリオ全体または選択した知財ファミリの知財コストをグローバルに監視することで予算も効果的に管理
「知財ポートフォリオ管理は、技能というよりも、科学に近いものです。主観的な判断ではなく、科学的なデータに基づくアプローチも採用することが重要です。効果的で知財インテリジェンスにもとづいた知財ポートフォリオ管理戦略は、意思決定に規律と構造をもたらし、効率を向上させ、バイアスを減らします。」
アナクア
プロダクト&イノベーション部門
シニアバイスプレジデント
ヴィンセント・ブラウト
自社知財ポートフォリオの評価と競合他社とのベンチマーク比較
AQX知財管理プラットフォームはビジネスの競争力を高める分析力を強化する支援を提供します。
プラットフォームを活用して得られる実用的な知財ビジネスインテリジェンスと知財ポートフォリオデータの可視化により、知財活用の機会が特定されたり、侵害リスクの低減も可能になります。また、潜在的なパートナーとの協業の機会を特定したり、自社の知財ポートフォリオを競合他社とベンチマーク比較することも可能です。
-
システム統合されたAcclaimIP特許分析を活用し、社内分類と同じパラメータで自社の知財ポートフォリオを競合他社のポートフォリオとベンチマーク比較
-
特許スコアアルゴリズムとForward Examiner Rejections(審査官拒絶通知)を使用して社内または社外(競合他社)の特許データを分析
-
知財ポートフォリオのオフェンス観点およびディフェンス観点からのレビューを実施、実効性やFTO(侵害リスク)を評価
「AQXでは他社ポートフォリオも自社ポートフォリオと同じように分類したり評価したりする事ができるようになっています。これにより、両ポートフォリオの同一条件での比較が可能となり、オフェンス観点そしてディフェンス観点の両面で分析することができるのです。」
ソニー知的財産サービス株式会社
企画管理部 業務改革Gp 統括課長 池田哲 氏
知財ポートフォリオの価値を最大化
特許分析を活用すると、特許権の売却や買収、ライセンス供与などの収益化の機会特定を通して、貴重な知財資産の可能性を引き出すことが可能になります。
AQXは社内外の資産を総合的に把握することを支援し、合併や買収、特許譲渡、ビジネスの売却、侵害の分析など、ライセンス供与や収益化の機会を効果的かつ効率的に特定、評価、管理することを可能にします。
-
フレキシブルに構成変更が可能な業務フローとシステム統合された文書管理システムを通して、契約書やNDAなどの文書を効率的に管理
-
タスクや関連する知財レコードへのリンク、制約付き特許情報なども含まれた一元化された包括情報をダッシュボードから確認
-
職務や役割別に設定できるセキュリティレベル(アクセスレベル)と社内関係者や社外事務所のための自動化された業務フローにより、契約ライフサイクル全体に渡りコンプライアンスの遵守を促進
-
AcclaimIPの特許分析から得られる洞察やアラート機能(Forward Examiner Rejections(審査官拒絶通知)アラートや放棄データアラートなど)により潜在的なライセンスの機会を特定
商標ポートフォリオの管理とブランドの保護
商標ポートフォリオを製品、ブランド、事業部門と紐付けてさまざまな角度から総合的に確認したり分析することは容易ではありません。
国内外拠点にまたがる多様な情報を深堀りできる動的なダッシュボードを備えたAQXの商標管理は、ブランドや製品に関する知財情報、ライセンス情報、および侵害や偽造の可能性などの外部活動に関する最新状況の把握に活用できます。
-
ブランド、商標、国別出願の階層を表示・レポート化、商標ポートフォリオのKPIや予実管理、費用追跡を実行
-
模倣品の疑いを報告・追跡、訴訟案件と相互参照することでブランド保護力を強化
-
自動化された商標検索やクリアランスアクティビティの追跡、分類付けしたデータのAQXへの一括データ移行など、自動化を促進するシステムを活用して業務フローと作業プロセスを合理化