プロフェッショナル・サービス
導入を担当する主なチーム編成
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーは、プロジェクト期間中の対応窓口となり、プロジェクトの進捗管理、アナクア導入チームの作業割当、プロジェクト遂行上の問題解決、プロジェクトスコープの管理など、プロジェクトのあらゆる側面を監督します。
技術コンサルタント
技術コンサルタントは、技術面での導入作業の遂行と管理を担当しており、すべてのIT関連導入作業を行います。また、技術コンサルタントがデータマッピングからデータ抽出、変換ルーチン、最終変換までの一連の作業を担当します。
業務コンサルタント
業務コンサルタントは、知財管理実務面での導入作業の遂行と管理責任を負っています。システム設定、運用ワークショップ、各機能のデモ・教育 等、アナクア側で行う実務面での主要な導入業務を担当します。
環境構築エンジニア
環境構築エンジニアは、クライアント様側サーバーへのアナクアアプリケーションやDB、SSOのセットアップ、ネットワーク設定支援など環境構築作業を担当します。
導入の流れ
調査フェーズは、ベンダーセレクションの時点から開始され、クライアント様の要件を調査・確認し、システムの要求仕様を満たすために必要となる作業範囲や作業量を精査します。クライアント様より具体的かつ詳細な情報を頂き、移行対象となるデータベースの調査及び検討範囲の絞込み作業を行います。データや文書の移行要件やインターフェイス要件を確認し、導入プロジェクトに必要な情報を収集します。
これらの情報に基づき、導入チームはプロジェクトの導入計画書、そしてこの計画書の内容を基に導入作業契約書のドラフトを作成します。
契約書が締結されましたら、導入チームメンバーを選任し、クライアント様とスケジュールを調整した上で、計画フェーズを開始します。計画フェーズでは導入チームがクライアント様を訪問し、導入プロジェクトの正式なキックオフを行います。また、ワークショップを通じて、ANAQUAシステムの各機能の説明および、ANAQUAシステムでのベストプラクティスについて説明をします。導入チームは協議の結果を文書にまとめ、クライアント様の業務要件とベストプラクティスを融合します。また、導入チームは、クライアント様の各業務の実務担当者から詳細な要件の収集を行います。
次に、データの移行方法を説明します。移行対象となる現行システムのデータ構造と品質を検証します。そしてデータマッピング作業を開始すると同時にプロジェクト完遂に必要な全要件を文書化します。これらのタスクが完了すると、導入チームは作業の成果物をクライアント様に提出し、導入プロジェクト計画の最終確認と承認を依頼します。
構築フェーズでは、 計画フェーズでの検討結果を基とした設定案に基づいたソリューションを検証するために、テスト環境でプロトタイプの設定を行います。導入チームによるデモをご覧いただき、クライアント様側の導入担当メンバーがANAQUAシステムを操作していただき、プロトタイプに対するフィードバックをいただきます。次に、計画フェーズでのデータマッピングの結果を基に、段階的にデータの移行を開始します。各段階での移行テストの結果をクライアント様の導入担当メンバーに評価していただき、アナクアチームへフィードバックしていただきます。また、必要に応じて、現行システムでのデータ整備をお願いする場合もあります。アナクアの導入チームは設定方法およびデータ 移行テスト結果をクライアント様に提出し、最終確認と承認を依頼します。
移行フェーズでは、クライアント様の主要メンバーを対象に「トレーナーへの教育」モデルに基づくトレーニングを実施します。クライアント様の主要メンバーの方にはその後エンドユーザーを対象にトレーニングを実施していただきます。クライアント様には検収テストの実施による、データ移行の精度の検証と、システムの設定を確認していただきます。アナクア導入チームは検収テストの結果、未解決の設定の問題が残っている場合、その問題に対処致します。アナクアは、クライアント様にシステム運用を引き継ぎ、本番環境の立ち上げ準備を行い、システムの切り替えに備えます。その後、本番環境へのデータの最終移行を実施し、現行システムからANAQUAシステムへの切り替えを行い、導入プロジェクトが完了します。アナクアの導入チームは、サポートチームに引継ぎを行います。